母に、ずっと言えていなかったことがありました。客観的に考えてえ～～～～！そこ～～～？？！というところです、こんなブログを書きながら、「ワーママ、宇宙に行く」って言えなかったんです！
きっかけは新聞掲載だった
「宇宙に行く」「宇宙に行く！」と言い続けていたら、とうとう新聞にインタビューが掲載されました。山崎大地さんが記者の方に「なるべく普通な人を紹介してください」と依頼され、私を紹介してくれたんです。
普通人代表（笑）。
なぜ言えなかったのか
単純に「怒られるかもしれない」と思っていたんです。だってそれなりにお金もかかるし、子どももいるし、夫もあれだし、しかも本当に行くとなったらアメリカまで行かなきゃいけないんです。仕事休まなきゃいけない。一番大きかったのはお金だな。そんなものに大事なお金使って！！って怒られる！！とずっと思っていました。
アラフォーにもなって親に怒られるからってまーほんと、人間ってどうやったら成長するのでしょうか。汗
いつ切り出そうか、考える日々
インタビューは掲載のずいぶん前にありました。だいたいいつ頃掲載されそうか、ということを教えていただいて与えられた猶予は1か月以上。
まー、既に3年くらい黙っていたんであんまり関係ないのですけど、そろそろ年貢の納め時、という気分。
ちなみに、こんなにSNSやブログを使って発信していても、意外と身近な人は気づかないものです。
もちろん、身近な人がSNSとかやっていたら違うでしょうが、我が家はまったくの昭和な親だったのでぜーんぜん、かすりもしませんでした。
実はあっけなかった
新聞に掲載されて、最初は母が勝手に気づくかしら、と思っていました。掲載される新聞を購読していたからです。でも夜になっても一向にかかってきません。
これは電話だ～！ということで勢いを込めて、深呼吸をして、ちょっとドキドキしながら電話をしました。
「新聞見た？」から始まる会話。「新聞に私載ってるんだよ」「え～！！」と。
おや？なんか普通だ。普通にことが進んでいく。怒られる感じもしない。突然新聞を音読を始める母。「いやいや、私もう自分で読んでるから音読していただかなくても内容わかってます笑」意外と動揺していたのかしら。挙句の果てに「お友達に連絡するから電話切るね」と言われて電話は切れました。
こんなもんだったのか～！！！
宇宙旅行に申し込んで2年半。あんなにドキドキ、うーん、と悩んでいたのに。あっけなく伝えられた！！
なんだか無敵状態
その後も母、父までも友達に伝えてくれたようで、とても喜んでくれました。「嬉しい」とはっきり言わない世代の人たち。でも様子を見ているととても嬉しそう。もし嬉しいとおもってなくても私が嬉しいからいいや。
それにしても爽快感がすごい。
言ったった～！！なのか、隠し事がなくなったことでホッとしたのか。腹の底からパワーがみなぎってくる感じ。怖いものはない、という感覚。自分が2倍には大きくなったような。今までにない無敵な感覚。
本当に、他の人だったらどうでもいい、と思うことを言えなかった。やっと言えた。癒えた。
残ったのは湧き上がる感謝
心からの満足と喜びを感じて最後出てきたのは感謝だった。全てのものへの感謝。全てを受け入れてくれる母や父、そして夫、子どもへの感謝。周りにいるすべてのモノ・人への感謝。なんか、湧き上がってくる。嬉しい。ありがとう。
さぁ、次はどこまで行けるか。
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